お気に入りの曲 byくそねみ嬢
こんにちは。ダストです。
ちょっとだけ身の上話を
最近はああ、双極性障害だなと感じることが多いです。
月20万の出費、気分が落ちたかと思うとハイテンションになる、攻撃性を抑えられない、など...
この障害を抱えることは簡単なことではありません。ただ、この病気になっていろいろな見方をできるようになったこともまた事実です。分かり合うことはできなくとも分かち合うことはできる、という感じでしょうか。
高校の頃は正論を言って勝手に気持ちよくなっていました。正しい自分に酔っていたのでしょうね。しかし、大学2年生になってこの病気を患ってからは正論から漏れてしまった自分を受け入れるほかありませんでした。
最初は情けなくて、家族にとって重荷で、つらかったです。正論じゃ生きていけないことを理解しなくてはいけませんでした。高校の時の自分を戒める気持ちもあって、今は正論から漏れてしまった人を助け、支える人になることを目指しています。現在、それができているかは別として、そういった目標を持てたので自殺することはないと言い切れるようになりました。死にたいと思うことはあります。でも、死にたいのではなく消えたいんだなと認識するようになりました。
私はこの病気、また副作用とも一生付き合っていくつもりです。
ちょっと重たいような明るいような話になりましたが、ここからが本題です。私の好きな2曲について触れます。
Ordinary Days
槇原敬之さんの曲です。
特に、
あたりまえさ それが普通さ
嬉しいことがないと
幸せと感じれないような
人は確かに多いけど
あれが違う 誰と違う
それは何の意味もないこと
安心しなよ 君は
特別 不幸じゃない
この部分が大好きです。うまく伝えられませんが、はっとしたんです。人と比べていくことでしか自分を認識できなかった私にそれでいいんだよ、と言ってくれた気がしました。また、苦しくても「私は特別不幸じゃない」と言い聞かせて入院を乗り切りました。たぶん、人と比べて私は大丈夫、私はダメだ、と図っていくのにつかれてしまっていたんだと思います。確か、この曲を知ったのは高校生の時でした。その時から、つらいことがあると聞くようにしていました。
槇原敬之さんの歌のほとんどは情景がはっきりと描かれていて、まるでストーリーを読んでいるような見ているような気分になれます。新しい曲が出るたびに聞くのが楽しみです。ただ、最近声が出しづらそうで心配です。
Let It Go
皆さんご存知、「アナと雪の女王」のあの名曲です。最初は日本語の歌詞が好きだったんですが、今は英語版にドはまりしています。一日中歌っています。
アナと雪の女王 Let it go 日本語訳。 英語の歌詞にできるだけそって訳してみました。 | Pepper's Attic
私が好きな部分は
The snow glows white on the mountain tonight
Not footprint to be seen
A kingdom of isolation
And it looks like I'm the Queen
白く輝き雪が山に降り積もる今夜
足跡一つ残らない
孤立した王国
そして私はその女王のようね
そして、
「The past is in the past(過去は過去よ!)」というフレーズもお気に入りです。
エルサは、城から飛び出して山に自分だけの城を作りました。ここが印象深いです。
以前先生に「自分が自分でいられる場所を作らないと攻撃性は抑えられない。それは薬ではどうしようもない。」といわれました(攻撃性については最後に触れます)。その言葉とリンクして、自分が自分でいられる場所をエルサは作ったのだなと感じました。私はいまだに自分が自分でいられる場所を作ることも、見つけることもできていません。だからこそ心からはまっているのだと思います。
「Let It Go」という言葉はさまざまな解釈があります。主に、相談を受けたときに放っとけ、という意味で使われるそうです。もとの城や女王である身分を放り、過去は過去!として本当の雪の女王となったのです。
私たちの世界では過去は過去として放り投げられることはほとんどないです。けれども、心のどこかでは病気から逃げたい、人間関係から逃げたい、と思っているのでしょうね。
ドはまりの中には憧れの念も含まれているようです。
長くなりましたが...
以上2曲を紹介してまいりました。お時間が許せば聞いていただきたいなと思います。
さて、攻撃性について少しだけお話しします。電車や駅で暴力、暴言を吐いてしまうのです。これは頭が真っ白になってしまい、抑えることができずにいます。具体的には、ホームでわざとぶつかったり、突飛ばしたり、階段で人を押したり、ふざけんな、死ね、など言ってしまったりするのです。
相手の行動が引き金になることもあるのですが、どうしても人がいて自分のスペースが確保されないと不安定になってしまいます。根底にはなめられてる、見下されてるといった感情があります。それを抑えようとすればもっと大きな反動が襲ってくるでしょう。
これから先、このようなことが続けば相手を死に至らしめたり、けがをさせてしまったり、警察沙汰になったり、あるいは顔を覚えられて私や家族に危害が及ぶ可能性もあります。できるならば、基本的安心感ー自分が自分でいられる場所ーを作りたいと思います。難しいことではありますが、まずは短期的な目標として考えてみようと思います。
それでは次回もよろしくお願いいたします。
Dust.